宗教と医学の融合比叡山三面大黒天縁由 現代語訳

2021年06月16日

絶対ということ

神様は絶対者である。
神様だけが実在者である。

このようなことを言うと、
「では、他の宗教の神々とか、
仏様とか菩薩とか、
みんな嘘だ、
誤りの神だと言うのですね」
などと言われそうである。

しかし、そのように思ったり
言ったりすること自体、
「絶対」ということを
知らない証拠である。

絶対は絶対である。
つまり、相対するものがない、
ということである。
自分の信じる神様だけが真実であり、
その他の信仰の対象となるものは
嘘だ、偽りだとすることは、
そもそも、その「神様」と
「他の信仰の対象」とを相対させ、
比較していることであり、
そうすること自体が、
神様は絶対だということを
否定していることなのである。

神様は絶対だ、とすることは、
むしろ、他のすべてを認めることであり、
受け入れることなのだ。

私はこのことを悟ったが、
今までこのようなことは
一度も聞いたことがない。

このようなことを知ってさえすれば、
正しい宗教同士の摩擦や争いなど
起こり得ないのである。



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